小学生の理想的な睡眠時間って?

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小学生の理想的な睡眠時間って?

年々減少傾向にある子供の平均睡眠時間

大人にとっても睡眠時間の確保は健康管理に非常に重要な意味がありますが、子供においてはその重要度はさらに高いものとなります。

昔は夜9時になったら眠るものとされてきた子供の生活ですが、大人が夜更かしをすることが多くなったこともあり子供もズルズルと夜中まで起きている家庭が増えています。

大人に必要な睡眠時間はだいたい7~8時間ですが、子供はさらに多く9~11時間くらい眠ることが推奨されています。

毎日の睡眠時間がこれ以下になってしまうと、体内時計を保つことが難しくなってしまい、体調に悪影響が出てきてしまいます。

人間の体は朝日を浴びることで体内時計がリセットされリズムを作ることができるようになっていますので、夜更かしをして起床時間が遅くなってしまうと、不規則な生活習慣となり成長ホルモンの分泌が正常に行われなくなってきます。

なお総務省の調査によると全国の10~14歳の子供の平均睡眠時間は8時間35分となっているので理想的な睡眠時間にはかなり足りていないというのが現状のようです。

睡眠時間が足りなくなると集中力がなくなり、感情のコントロールができにくくなってしまい精神面が不安定になってしまいますので、まずは子供が安心して眠れる環境を作ってあげることが大人の務めと言えるでしょう。

子供の睡眠時間が短くなる理由とは

子供の睡眠時間の減少はここ10年くらいで急激に減少してきたことがわかっています。
その原因として考えられるのが、まず家族全体の睡眠時間が減ってきたということが挙げられます。

大人の労働時間が延びて帰りが遅くなることで、それを待っている子供の睡眠時間がそれに合わせて後倒しになってしまっていることが考えられます。

またスマホやゲームが家庭に普及したことにより、眠る前にそうしたものに時間を使ってしまうことで寝付きが悪くなり夜中まで起きているということも多くなっています。

子供の起床時間もそれに合わせて遅くなり、学校に行くギリギリまで寝ているということも珍しくありません。

夜遅くなるほど朝も遅くなっていくので、悪循環のサイクルに入り込んでしまうと生活習慣を自分で改善することができにくくなってしまいます。

学校に行っているうちはまだよいのですが、夏休みなどの長期休暇中にそれが進んでしまうと新学期になっても自分で起きることができないなどの問題が出てきてしまいます。
親も一緒に早寝早起きして、生活習慣を見直しましょう。

乱れてしまった生活習慣を直すためには、まずは毎日朝日を浴びるという生活サイクルのリセットをすることがすすめられます。

朝早く起きれば通常夜は眠くなりますので、睡眠のサイクルが狂う前に、定期的に早起きをする日を作ってもいいですね。朝日を浴びれば目がさめるので、カーテンを全開にして太陽を浴びることを心がけましょう。