ペットボトルの飲み物を効率良く冷やす方法って?

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ペットボトルの飲み物を効率良く冷やす方法って?

夏場のペットボトル簡単冷却方法

夏場のお出かけにはペットボトルを凍らせたものを持っていくことが多いでしょう。
ですがペットボトルを凍らせるのはちょっとコツが必要で、無造作に扱ってしまうとどうしてもペットボトルが膨らんでしまったり破損をしてしまったりします。

ペットボトルをまるごと凍らせるときにはそのまま冷蔵庫に入れるのではなく、中身を1割ほど減らしておくようにしましょう。

液体は凍らせてしまうと体積が増えますのでギリギリまで入れて凍らせてしまうとどうしても内部に収まることができず、ペットボトルを壊してしまうことになります。

液体を凍らせたときの膨張率は約1.1倍となっているので、減らす場合は1/10くらいを目安に減らすというのがポイントです。

しかし完全に凍らせてしまうと溶けて飲めるようになるまで時間がかかり、また先に溶け出す水分を飲むことになることから、飲む時にせっかくのドリンクの味が台無しになってしまいます。

それに完全に凍らせてしまっていると飲めるようになるまで時間がかかることから、タイミングによっては全く冷たい状態で飲めないままになってしまうことにもなります。

そこでおすすめになるのが凍らせ方に一工夫をして飲みやすくするという方法です。
ペットボトルを凍らせる時には、半分くらいに量を減らして冷凍庫内に斜めに立てかけるようにします。

このときちょっと口側を上にしておくことでちょうど半分くらい空洞ができた状態で凍るので、そこに残しておいたもう半分のドリンクを注ぎ足すことですぐに冷たいドリンクが飲める状態になります。

ペットボトルを凍らせる時のTips色々

ちなみに500ml入りのペットボトルの場合、完全に凍らせるまでの時間は約6~8時間とされています。
ですので完全に凍らせたペットボトルを朝から持ち出したい場合は、夜寝る前に仕込んでおくとちょうどよい飲みごろになります。

2L入りの大型ペットボトルの場合、完全に凍るまで約2晩くらいかかるので早めに凍らせておく方がよいでしょう。

それと一度凍らせたペットボトルは見た目は大丈夫そうに見えても内部で氷を膨張させていることからかなり強い負荷がかけられています。

また衛生面も考慮して、できれば一度凍らせたペットボトルは再度利用をすることなく、それで一旦廃棄をする方がよいといえます。

自由研究などでよく見かけるのが「ペットボトルを一瞬で凍らせる」という裏技です。
これは水の「過冷却現象」を利用したもので、水をいれたペットボトルを冷凍庫で3~4時間置いて、水が0℃以下になったらそこに強い衝撃を加えると一気に凍るというものです。

実験室ではうまくいくこの現象ですが、家庭用冷蔵庫で行うにはかなり条件が厳しいです。