こどもがキレやすくなる原因って?予防策や対応策

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こどもがキレやすくなる原因って?予防策や対応策

キレる子供の心理を考えてみる

子供の場合大人よりも感情をストレートに表現しますので、場合によっては非常に攻撃的な態度を示すということがあります。

大人としてはそうした子供の気持ちを受け止めてあげる必要がありますが、しかしあまりにも頻繁に激しい感情をぶつけられてしまうとついつい同じく感情的になり、口論や暴力に発展してしまうようなこともあったりします。

そこで考えてもらいたいのがなぜ子供がキレるのかということです。
大切に育ててきた子供から反抗的な態度を取られてしまうというのは非常に親としてつらいものですが、子供の感情の表現は裏側にある何らかの問題を示していることもあります。

まずキレる子供の原因として最初に考えられるのが成長過程で訪れる反抗期です。
反抗期はだいたい2~3歳の第一次反抗期と思春期の第二次反抗期が最も大きく、その間にも中間反抗期など成長をする段階において起こることが多いです。

反抗期の主な原因は成長をするにつれて自我が芽生えてくるので、他人と自分との距離感がわからずその苛立ちを周囲にぶつけてしまうということがあります。

わかりやすいのが2~3歳の第一次反抗期で、それまでは親に世話をされるばかりであった赤ちゃんの頃から自分で移動や会話ができるようになるにつれて自分でできることを自分でやりたいと思うようになることで起こります。

親が何かしようと言っても無意味に「イヤ!」と反抗をするのは、本当に嫌がっているというよりもむしろ親の言いなりになることに対して抵抗感を感じているからのことです。

思春期における反抗期も基本的にはそれと根幹部分の心理は同じで、将来のことを意識することで親への依存心を断ち切り自分の意思を持ちたいということが反抗の理由となります。

生活環境によってキレやすくなっていることも

しかしそうした成長過程だけでなく、環境によってキレやすくなってしまっている子供もいます。
特に感情の抑制が聞かないために暴力的になってしまっている子供というのは、将来的にも社会に適合しづらくなってしまうこともありますので、早めに原因を探って対処する必要があります。

子供がキレやすくなる条件として、まず睡眠不足や運動不足があります。
体に大きなストレスがかかることで精神を安定させることができず、それが感情をおさえることを難しくする原因になったりします。

また生育環境が荒れていると、子供も影響されて荒れた性格になりがちです。
夫婦仲が悪いなど家庭内で常に争いが起こってしまっていたり、子供に対して無視や虐待などが行われてしまっているとそれが精神面を不安定にして周囲に対し攻撃的な言動をとってしまうということがあります。